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2014年神戸市で小学1年の女の子を誘拐し殺害した罪などに問われた男について、最高裁は検察側の上告を棄却する決定をしました。死刑を破棄し無期懲役とした二審の判決が確定します。
無職の君野康弘被告(52)は2014年9月、神戸市長田区で小学1年の女の子(当時6)をわいせつ目的で自宅に誘い込み殺害するなどしました。一審の神戸地裁の裁判員裁判では死刑でしたが二審の大阪高裁は死刑判決を破棄し無期懲役を言い渡しました。
これに対し、検察側が上告していましたが最高裁は「殺害の計画性が認められないことは重く見るべきで、動機の身勝手さや犯行の残虐性を過大に評価した一審判決は是認できない」として上告の棄却を決定。無期懲役とした二審の判決が確定することとなります。
この結果に遺族は「娘には裁判員裁判での判決を維持してもらうことができず申し訳なく思います。」とコメントしています。
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